中世の商都「福岡の市跡」と「一遍上人巡錫の地」の碑と国宝の絵巻「一遍聖絵」の説明板が建立されている。
福岡の市は、鎌倉時代福岡庄のなかで開かれていた定期市のひとつであったと推定される。同荘園内には、現在でも一日市や八日市などの地名が残っており、定期的に市が開かれていた。福岡の市で説法する「一遍上人絵伝」は、当時のこの地方の風俗や人々の暮らしぶりを知る貴重なものである。