明治四十四年、沖縄の尚家(殿様)に代々仕える名門に生まれるが、昭和十二年発病し教職を辞して入園した。故郷を偲ぶ歌。守礼門から聖なる龍潭池。お城に上る石畳。その先には、千葉氏の通学した師範学校があり、夢と希望に満ちた青春の思い出の場所である。沖縄へも続く潮騒に肉親を思い郷愁に耐えながらの日々の歌作りの四十五年間、七十五才で他界した。
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