平 忠盛歌碑

虫明けの瀬戸の曙 見る折りぞ
都のことも 忘れられにけり

邑久町虫明の国民宿舎「いこいの村」の裏庭に建立されている。この歌は、平安末期の武将である平忠盛の作、平清盛の父である。白河・鳥羽院の寵を得て累進した人。山陽、西海の海賊を討って武家としての名を高めた。また、日宋貿易によって一門の繁栄の基礎を築いたとも言われている。
虫明に立って東を望めば、右に長島、その先に大多府島、遥かに鶴島、続いて鴻島、頭島、鹿久居島となる。その島を縫うように昇る朝日は、真紅に燃え、海も島も黄金色に染まる。虫明八景の代表と言える。

※この碑のある国民宿舎「いこいの村」は、現在休館中のため立ち入ることは出来ません。